立春
こんにちは☀️
今日2月3日は、
●立春
立春(りっしゅん)は、
二十四節気において春の始まりとされる日。
節分の翌日です。
2021年の立春は、2月3日。
1985(昭和60)年以来、
2月4日が続いていたのですが、
36年ぶりに日付が変動します。
立春に該当する日は、
定気法に基づいて決まるため、
年によっては日付け自体が前後する場合もあります。
現代の日本では、
国立天文台の観測によって、
「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」
を立春としています。
2021年の立春の瞬間は、
2月3日23時59分。
あと1分で2月4日でした。
2022年~2026年の立春は以下の通りです。
・2022年 2月4日
・2023年 2月4日
・2024年 2月4日
・2025年 2月3日
・2026年 2月4日
2月3日になるのは、
1897(明治30)年以来124年ぶりです。
あと100年ぐらいは、
3日か4日のどちらかになるそうですよ。
ちなみに、
1984(昭和59)年は2月5日でした。
冬が終わりを告げ、
春の気配が立ち始めることから立春と呼ばれていますが、
特に2000年代に入ってからは、
最も雪の降る月が2月でもあり、
まだ寒さが厳しい時季となりつつあります。
季節の考えとしては、
立春から数えて88日目を八十八夜、
立春〜春分の間に吹くその年初となる南寄りの強風を春一番、
と呼ぶなど、
立春が起点となる考えが今も広く残っています。
・立春とは?
立春とは、
二十四節気(にじゅうしせっき)において、
春の始まりであり、
1年の始まりとされる日です。
二十四節気は紀元前の中国で生まれた、
太陽の動きに基づいたこよみです。
1年を4つの季節に分け、
さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。
4×6=24なので、
二十四節気ということですね。
四季の最初が、
立春、
立夏、
立秋、
立冬。
この4つは「四立」(しりゅう)と呼ばれています。
古代中国では冬至日を1年の区切りにしていましたが、
だんだんと、
春から1年が始まるという考えになりました。
国民に季節の運行を知らせることは、
王の大事な役目であり、
冬よりも春の方が重要な季節だったのです。
四立の前日が「節分」。
節分って、
本来は1年に4回あるんですね。
その中で、
1年の終わりであり、
今も豆まきなど節分の行事を行う大事な日として残っています。
●立春の行事
・立春大吉
禅宗のお寺などでは、
「立春大吉」とかかれたお札を、
家の入口に貼る風習があります。
一年の始まりに、
招運来福を願う意味があるとされ、
門をくぐって家に入ってきた鬼もこのお札を見ると出ていくのだとか。
家の入口や、
勉強部屋など大切な部屋の入口に、
目より高い位置に貼り付けます。
大きなお寺や、
神社などでも購入できるほか、
自分で書いて貼ってもいいそうです。
●旬の食べ物
・シロウオ
立春のころに旬を迎えるのがシロウオ(素魚)。
透き通った体を持つハゼ科の魚で、
早春に産卵のため川の河口域に遡上してきます。
キュウリウオ科のシラウオ(白魚)とは見た目も食べ方も似ていますが、
別の種類です。
今でも「四つ手網」を使った漁を見ることができます。
・トラフグ
ふぐの王様トラフグは、
厳しい冬の寒さが終わりかける立春のころが旬。
成長したトラフグが産卵のため日本沿岸に近づいてきたころが食べごろです。
体の温まるちり鍋や、
キリッと締まったふぐ刺しは濃厚な味わいです。
明治時代からの歴史を持つトラフグの名所。
福井県の「若狭ふぐ」など、
各地にブランドトラフグがあります。
早春、雪の中から小さな頭を出すフキノトウ。
蕗(フキ)の花の部分で、
花が終わったあと地下茎から葉が伸びてきます。
芳香とさわやかな苦みがあり、
天ぷらや蕗みそにしてもおいしい山菜です。
●大豆の日
2月3日に、
東京都品川区東品川に本社を置き大豆商品を扱う、
ニチモウ株式会社(現:ニチモウバイオティックス株式会社)が制定しました。
日付は、
「節分」となることが多い日から2月3日としました。
●絵手紙の日
2月3日という日付が、
「ふ(2)み(3)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「絵手紙の日」については、
「絵手紙」に関するさまざまな活動を行う、
一般社団法人・日本絵手紙協会が制定された記念日となっています。
日本絵手紙協会は、
「ヘタでいい ヘタがいい」をモットーに、
上手にかこうと思わず、
普段着の自分を絵手紙で届けることを勧めています。
この記念日を制定することによって、
絵手紙を描いて送ることを世界中に呼びかけるということが目的となっています。
・絵手紙の日にちなんで手紙にまつわる雑学を紹介します。
●世界一短い手紙の内容とは?
世界で最も短い内容の手紙のやり取りは、
「?」に対して、
「!」と返信するというものでした。
この意味のわからない手紙のやり取りについては、
「レ・ミゼラブル」の著者である小説家の、
「ヴィクトル・ユーゴー」によって行われたものです。
出版後には海外旅行へと出かけていました。
ヴィクトル・ユーゴーは海外旅行中でも自分が出版した本の売れ行きが気になってしまい、
出版社に対して手紙を書きました。
その出版社に対して宛てられた手紙の内容が「?」であり、
これは「本の売れ行きはどうですか?」という意味だったんですね。
そして、
出版社からの返信の「!」が、
「売れ行きは順調です!」を、
省略した「!」だったのです。
・2月3日は何があった日?
享保2年2月3日、
時代劇ドラマ「大岡越前」のモデルになった人物で、
「大岡裁き」と呼ばれる名裁判で有名ですが、
19年間の在任中の裁判は3回だけで、
そのうち忠相が執り行ったのは1回だけでした。
これは、
「享保の改革」を進めるにあたり、
町奉行だった大岡忠相自身が自らその方策を町人たちに懇意に話していたとされることから、
人情味あふれる庶民の見方との印象が残り、
きっと裁きも素晴らしいんだろうとのイメージが広まっていったことが、
当時の文献などに記載されています。
そのため、
脚色されながら後世に残ったものが、
今日の大岡忠相のイメージになっていると考えられています。
ちなみに、
大岡越前守忠相が南町奉行に就任した旧暦の日付となる2月3日は、
「大岡越前の日」
として記念日に制定されています。
最後まで読んで頂きありがとうございます🙏