聖バレンタインデー
こんにちは☀️
今日2月14日は、
2月14日は聖バレンタイン(ウァレンティヌス)の命日です。
西暦3世紀ごろのローマ帝国では、
「妻や子どもがいると兵士たちの士気が下がる」
という理由で結婚が禁止されていました。
それをかわいそうに思ったキリスト教の司祭、
「バレンタイン」は隠れて兵士たちの結婚式をおこなっていました。
それが皇帝の耳に入ってバレンタインは処刑されてしまいますが、
皇帝の命令に屈することなく、
恋人たちを結婚させた彼の名にちなんで命日は恋人たちの日「バレンタインデー」となりました。
そのため、
例年2月14日にはキリスト教圏でバレンタイン司教に捧げるミサ等が行われておりました。
それがヨーロッパを始め各地域に広まっていくとともに由来が形を変えて、
「恋人たちが愛を誓い合う日」
になったとされています。
・バレンタインデーに関する雑学を紹介します。
●バレンタイン=チョコレートは日本だけ?
日本でバレンタインデーといえば、
女性が男性にチョコレートをおくるのが一般的ですが、
これは日本独自の習慣です。
欧米では恋人や親しい人に、
メッセージカードを添えたプレゼントや花束をおくるのが一般的です。
そのうえ、
日本とは反対に男性から女性へプレゼントをすることのほうが多い。
というのも、
男性がお返しをする、
「ホワイトデー」は日本独自の習慣なので欧米には存在しないのです。
・バレンタインにチョコレートは誰がはじめた?
いろいろな説がありますが、
洋菓子メーカーの、
「モロゾフ」が1936年の2月12日に、
「あなのたの愛しい方にチョコレートを贈りましょう」、
という広告を新聞に出したのがはじまりだといわれています。
他には、
1958年の2月12日に、
メリーチョコレートが伊勢丹で、
「バレンタインセール」という看板を出してハート型のチョコレートを販売したのがはじまりだという説もあります。
しかし、
バレンタイデーにチョコという習慣はなかな定着しませんでした。
多くのチョコレート会社やお菓子メーカーが、
「バレンタインデーにはチョコレートを」
という販売戦略を進めた結果、
1970年代にチョコの売上が上がり、
1980年代にバレンタイン=チョコが定着したといわれているんです。
●うまい棒の日
毎年バレンタインデーになると何故かうまい棒の購入数が向上し、
SNS上では「#うまい棒の日」とたくさんの投稿があることから、
非公認ながら2月14日はうまい棒の日として定着しつつあります。
●ロディの日
シンプルで可愛いらしい馬をモチーフにした、
デザインのキャラクター「ロディ」がイタリアのオソッポ村で生まれたのが、
1984年2月14日であることから、
「ロディ」の魅力をもっと多くの人に知ってもらうことを目的に、
「ロディ」の商品ライセンスを管理を行っている、
株式会社JAMMY(ジャミー)が制定しました。
●ふんどしの日
日本ふんどし協会によって2011年12月に制定されました。
日付は、
「ふ(2)んど(十)し(4)」と読む語呂合わせからです。
この2月14日のふんどしの日は、
日本ふんどし協会によって日本記念日協会に記念日申請したところ認定を受けて、
正式な記念日として登録されています。
日本古来の文化であり、
伝統的な下着のふんどし。
その普及と人々の「ふんどし」に対する理解と関心を高めることが目的です。
日本古来の文化である伝統的な下着であるふんどしを、
現代の人々にも理解してもらい、
普及していくことを目的としています。
日本ふんどし協会によれば、
女性から男性にふんどしを贈る事も推奨しています。
「バレンタインデー」と同日であることから、
女性から男性へチョコレートを贈るのではなく、
「ふんどし」を贈ることも提案しています。
バレンタインデーにあわせて2月14日をあえて、
「ふんどしの日」と制定したように思えますが、
便乗したのではなく、
たまたま同じになったそうで、
この事を、
「ふんどしの奇跡」と呼んでいるそうです。
・ふんどしについて
「ふんどし」は、
日本の伝統的な下着です。
同様のものは世界各地に見られます。
「ふんどし」の漢字「褌」は、
「衣」偏に「軍」と書くように、
戦闘服に由来します。
昔は布が高価であったことから、
戦国時代では戦死者の身分は褌の有無で見分けを行っていました。
当時は麻が主流でしたが、
江戸時代に入り木綿に代わり、
武士の他に一般庶民にも普及するようになりました。
第二次世界大戦までは日本人成人男性の主な下着となっていましたが、
第二次世界大戦後、
洋装化が進んだことや、
ブリーフ、
トランクス、
などの新しい下着が出現したことで、
急速に廃れてしまいました。
「褌」を使った慣用句として、
「十分に気持ちを引き締めて事に当たる」、
という意味の「褌を締めてかかる」、
「他人の物を利用して自分の事に役立てる」
という意味の「人の褌で相撲を取る」などがあります。
●ふんどしの日にちなんでふんどしにまつわる雑学を紹介します。
・ふんどしはレンタルだった?
昔の日本人は下着としてみんなふんどしを締めていたイメージがありませんか?
しかし、
実はふんどしって江戸時代のころはレンタルだったようです。
ふんどしの布は2m前後あり、
江戸時代の当時は2mほどの布はそこそこ値の張るものでした。
そのため、
ふんどしは高級品であり毎日気軽にしていいものではありませんでした。
江戸時代には、
ほとんどの人がふんどしだったイメージがありますが、
半数以上の男性はふんどしを持っていなかったという説も存在しています。
以上の理由から、
ふんどしを持っていない=貧乏人と思われたそうです。
そのため、
祭りなど町民が集まる場所に行くときはふんどしをレンタルして、
貧乏人ではないアピールをしていなました。
・現在は女性用ふんどしも
ふんどしといえば男性がするものというイメージですが、
実は、
最近は女性用のふんどしも販売されているんです。
その名も「SHAREFUN(しゃれふん)」という商品です。
通常の下着はゴムの締め付け感や肌への食い込みが不快と感じる人もいるそうですが、
ふんどしは履き心地も良いため愛用している人もいるそうです。
今後、
ふんどし女子が増えていくんでしょうか。
・2月14日は何があった日?
●第1回箱根駅伝開催
日本における正月の名物となっている、
「箱根駅伝」が始まったのは、
1920年2月14日でした。
最初の出場校は、
「明治大学」、
「早稲田大学」、
「慶應義塾大学」、
の4校で、
第1回箱根駅伝の優勝校は、
「東京高等師範学校」でした。
第2回から1月の上旬に開催されるようになり、
1955年からは1月2日に固定され、
箱根駅伝がテレビ中継されるようになったのは、
1987年になってからでした。
●伊吹山で積雪量11m82cmを記録
昭和2年2月14日、
伊吹山の一等三角点(1377.3m)横にあった、
が積雪量11m82cmを記録。
これが、
世界一の積雪量の記録です。
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